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瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』を読んで

瀬尾まいこそして、バトンは渡された』を読了。

瀬尾まいこは以前から好きな作家の一人で、すべてではないけれども、わりと多くの作品を読んでいる。
中でも、初めて読んだ『天国はまだ遠く』が印象に残っている。
数多く映画化されている作家の一人だ。

好きな作家といいつつ、作品によっては「どうかな?」と思うものもあったりして、今回も、「どんなもんだろうかな……」と思いながら読み始めたのだったが、非常にみずみずしく、あたたかく、この作家ならではの味わいを堪能できた。

最近、テレビドラマで、「花より男子」の続編に当たるような作品を観ていて、あまり心に響くものを感じず、自分も感性がかなり鈍っているのかな、と残念に感じていたのだが、この小説を読んでいて、しっかり高校生の主人公に感情移入できたので、少しほっとした。
ある男子生徒に対して、ときめきを感じたり、一緒にいたいと思ったりする、その感覚をリアルに共有できたので、「おお、そこまで枯れてはいなかった」と(笑)、自己確認できた次第。

それは余談だが、複雑な生い立ちで、結果的に父親を3人も持つことになった主人公の、ものすごく愛された、ものすごく幸せな日々を描いた、そう、本当にこの作家でないと書けなかった作品だと思う。

主人公と周りの人々との軽妙なやり取りはコミカルで、それを追っていくだけでも楽しい。

オススメしたい作品。





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