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中島京子『ゴースト』に見る、「霊」的な題材を描くということ

夜寝る前に少しずつ読み進めて、ようやく昨夜、読了した。



中島京子は好きな作家の一人で、ほかにはもちろん『小さいおうち』、それに『長いお別れ』なども好きな作品だ。

今回読んだ『ゴースト』は、その名のとおり「」的なものを題材とした短編集なのだが、個人的には、何というか、気に入った作品と、そうでもないものとの落差がやや激しかったような気もする。

受け取り方は人それぞれかもしれない。

特に気に入ったのは「廃墟」という一編。

台湾にも行ってみたくなったし、そんな廃墟を訪ねてもみたい気にもなった。

それにつけても、「」的な題材を描くというのは難しいものなのだろうとも感じた。

眼にも見えず、聞こえもしないものを、いかに説得力を持って表現するかというのは、作家としては腕の見せ所でもあるのだろう。

作家が、楽しみながら書いているような感触もあった。

自分なら、「」を題材にしたら、何をどう描くだろう。

興味深いテーマではある。





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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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