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高野史緒『グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行』を読んで

久々の更新だ。
久々すぎる更新だ。
今日の昼間、ある人から、自分は一日一冊、本を読むことを戒にしていて、もう二年ぐらいになる、と言われた。
つまりは何事かを成そうとするならば、まずその程度の努力をしてみせよ、というわけだ。
……なるほど。
というわけで、本日はキンドルにてこちらを読んだ。



内容紹介
ある夏の夕、かの有名な飛行船「ツェッペリン号」が現代日本の空を悠然と航行する――ありそうもないおとぎ話を、精密且つ繊細に描いてみせるSF中編。

女子高校生・夏紀は、母親の生まれ故郷である土浦を訪れた。約90年前の1929年8月、当時、世界最大の飛行船だった「グラーフ・ツェッペリン号」は史上初の世界一周飛行の途中、ここ土浦にある霞ヶ浦海軍航空隊基地に寄港した。

ところが、夏紀には小学生の頃、祖母の葬儀のために来た当地で、確かに巨大な飛行船を見た記憶があった。その話を聞いた従兄の登志夫は、量子コンピュータに接続した拡張現実装置を夏紀に装着させ、もう一度現れるはずのツェッペリン号を追跡しようとするが……

時間はまっすぐに流れるのか? 真実は常にひとつなのか? 刺激的な思索に満ちた野心作。

著者について
高野 史緒(たかの・ふみお)
1966年、茨城県土浦市生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程終了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終選考作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。主な長編作品に、『カント・アンジェリコ』『赤い星』『翼竜館の宝石商人』等がある。Kindle Singles ではジョン・グリビン著『ビッグバンとインフレーション:世界一短い最新宇宙論入門』を翻訳している。


この著者の作品を読むのは初めてだった。
まず文体が、これまで私の読んだことのないタイプのもので、何というか、全編がポエムのような感じと言おうか。
読んでいて心地よい、ふわふわとした感覚がずっと続いていく。
著者のつくり出す不思議な世界をしばしたゆたうのは、悪くないひとときだった。
みずみずしくて、若い人が書いたのかなと思いきや、私と同年代であることが分かった。
うーむ。
やはり作家という人種はすごいものだ。

さて明日以降もこのにわか読書熱は続くや否や。
乞う、ご期待。

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